
制作にあたって
木工のカトラリー作りは、2019年頃から隙間の時間でちまちま削っています。
使う道具は小刀と彫刻刀(丸刀)で、非常に効率が悪いのですが、作業場を構築するほどでもなければ、便利な機械を手に入れるほどでもない程度の趣味でやっています。
そして、念願していたのが漆による仕上げです。最近漆に触れる機会があり、実際に自分のカトラリーにも漆を塗ることができました。
漆による仕上げができるようになったことで、自分のつくるカトラリーの完成品が自分の好みにより近づきました。
これはとても大きな進歩で、喜びです。
今後やりたいことがあります。
それは使用する木材の産地と木の種類の組み合わせのバリエーションを増やし、それぞれの材が生まれたストーリー(地域で剪定された材など)をセットにして一本のカトラリーから地域を紐解いていくというようなプロジェクトのような形でシリーズ化していきたいと考えています。できるかな。時間あるかな。
作品紹介
No.1
[Product Information]
Production Year: 2024
Material: Hinoki (Japanese Cypress)
Location: Unknown (Japan)
Process: Hand Carving
Finish: Urushi
No.2
[Product Information]
Production Year: 2024
Material: Unknown
Location: Unknown
Process: Hand Carving
Finish: Urushi
No.3
[Product Information]
Production Year: 2024
Material: Yamasakura (Wild Cherry Blossom)
Location: Ome, Tokyo
Process: Hand Carving
Finish: Urushi